技術的な話

システムエンジニアが「第二種電気工事士」を一発合格するためにしたこと

はじめに

全くもって普段の業務には関係の無い資格ですが、日常生活でちょっとしたDIYをするのに役立つ資格、それが「第二種電気工事士」です。また、無いとは思いますがシステムエンジニアが出来なくなった場合等を考え、別の技術も身につけておきたいといった思いもありました。
先日無事に合格通知が自宅へ来てようやく合格を実感しました。

振り返りを含めて資格取得までに自分なりにやったことをまとめてみようと思います。

資格について

どんな資格か

  • 国家資格
  • 一般用電気工作物の保安に関して必要な知識及び技能の資格
  • 電気技術者試験センター(ECEE)が実施している資格試験

詳細は下記の公式サイトを参照してください。

https://www.shiken.or.jp/index.html

どんなことが出来るようになるか

  • 資格欄に書ける
  • 一般住宅や小規模施設の電気工事ができる
  • 自宅のDIYができる

試験内容と合格率

  • 筆記、実技試験に分かれています
  • 受験タイミングは上期、下期の年2回あります
    IPAの試験と同じ感じですが、筆記、実技試験は別日となっています
    実技試験は筆記試験に合格した場合のみ受験できます
  • 上期、下期の試験は概ね以下の日程で行われます(実際に受験される場合は公式サイトで日程を確認してください)
    上期(筆記試験):5月下旬、上期(実技試験):7月中旬
    下期(筆記試験):10月下旬、下期(実技試験):12月中旬
  • 合格率は概ね60%前後のようです

筆記試験実技試験
試験方式:マークシート(四択)
問題数 :50問(各2点)
試験時間:120分
合格基準:約60点
試験方式:課題作成
候補問題:13問
問題数 :1問
試験時間:40分
合格基準:欠陥をせず、時間内に完成させること

受験するには

  • インターネット若しくは郵送による申し込みが可能
  • 受験料は\9,300(銀行振込、クレジットカード、コンビニ決済、Pay-easy決済)
    郵送による申し込みの場合受験料は\9,600になります
    通常はインターネット経由で申し込んでクレジットカード決済でしょうか
  • 実技試験受験のために工具が必要

合格に向けて実施した内容

受験料が比較的高めなのと教材関係にも費用が掛かるので何としても1回で合格したかったです。また受験し直すのも面倒ですし。
その為に私がやった内容をまとめていきます。

筆記試験対策

主に2つの軸で学習を進めました。

  • 参考書による学習(理論の学習や出題傾向を知るため)
  • 過去問題の実施

私は下記参考書を購入して一通り目を通しました。

時間は掛かりますが以下手順をひたすら繰り返しました。それが個人的には一番身につくので。
最終的に10回分ぐらい過去問題は解いたと思います。

  1. 一通り参考書を読んで、何となく理解した状態になる
  2. 過去問題を解く
  3. 正解した問題、不安な問題、間違えた問題をそれぞれ参考書を読みながら理解する
  4. 2に戻る

筆記試験で重点的に学習すべき2分野

全体的に学習して完璧になれば問題無いのですが、時間が限られていたり、本業の仕事が忙しくてほとんど学習できない場合もあるかと思います。
個人的にここを抑えておけば60点に概ね近づける分野を挙げていきます。

  1. 電気の基礎理論(オームの法則、電力、交流回路など)
    この辺は計算問題で最初に出題されます。
    計算方法さえ理解できれば間違いなく解ける問題になっています。
  2. 配線図(複線図)、図記号、材料、工具
    筆記試験の最後の方に配線図付きの問題が出題されます。
    配点も大きいので確実に解けるようになっておきたいです。
    この辺の知識は実技試験にも必要になってきますので重点的に学習しておく必要があります。
    特に圧着の電線本数とか…。

上記に加えて過去問題からの出題も体感ですが1~2割程度あります。
その辺を確実に解ければ60点に到達出来る気がしています。

結果的に私の場合、60点ギリギリ(自己採点)でしたがこれで筆記試験は合格しました。

実技試験対策

毎回上期、下期の合格発表後と同じタイミングで次の試験の候補問題が発表されます。
ですが、毎回ほとんど同じ候補問題となっています。
実技試験では候補問題13問の中から1つランダムで出題されます。
周りの受験者とは同じ問題で見ることは可能ですが、そんな余裕が無いぐらい時間が短いです。
確実に施工出来るようになっておく必要があります。

兎にも角にも工具や試験用の材料が無いと対策が進められません。
これが意外と高くて、より一層一発合格したい気持ちが高まります…。

  • 工具一式
  • 候補問題全13問の材料一式
    両方ともHOZANという会社が一式セットを販売しています。
    特にこだわりが無ければ上記で揃えちゃえば問題無いかと思います。
    実技試験の際に周りを見渡すと同じセットを持つ仲間が沢山いらっしゃいました。

また個人的に被覆を剥くのが早くなるので下記ストリッパーも追加で購入しました。
試験は時間が限られているので少しでも時短になればと思い…。

先述したHOZANの工具、材料一式の中には候補問題やDVDも同梱されているので、それを駆使しながら実技対策を行っていきます。
また候補問題は13問ありますが一通りは実施して、作り方を覚えておいた方が良いです。
実際の実技試験は悩んでいる時間は無いので。

実技試験で重点的に覚えておく、練習すべき内容4選

以下に重点的に練習しておけばもう少し効率的だったかなと思う内容をまとめていきます。

  • 配線図から複線図を描く練習
  • リングスリーブの圧着(電線の本数に応じた適切な圧着を覚える
  • 被覆を剥く長さを覚える、被覆を剥く練習
    作業的には被覆を剝く作業が結構な割合を占めているため。全ての候補問題で必要になります。
  • のの字曲げ練習
    練習すれば手早く、正確に作れるようになります。ほぼ全ての候補問題で必要になります。

候補問題を何問か解いていけばいつの間にか40分を切れるようになります。
私の場合最終的に30分ほどで作れるようになったと思います。

まとめ

普段と違った資格を取りたいと思った方はぜひ受験してみてください。

日常で使用しているものも多いので、また違った目線でブレーカーやコンセントを見ることが出来ます。

ちなみに資格取得までに掛かった最終的な費用は以下になります。
資格交付にも別途費用が掛かる(都道府県によって異なる)ので、トータルで\50,000-程度掛かりました。その分資格に期限が無いし、色々なことが知れたので良しとします。

項目費用
受験料\9,300
参考書\1,980
工具一式\11,485
材料一式\16,330
ストリッパー\8,020
合計\47,115

今後はちょっとしたDIYで活用していこうと思います。
次は第一種電気工事士を取ろうかなぁ。

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