ちょっと話題になってたりもした2021年のIEEEプログラム言語ランキング。
改めて見てみたら結構カスタマイズしてランキングを調べられたので良いなと思った次第です。
デフォルトのランキングで見てみると概ねPythonが1位になりますが、ランキングをカスタマイズして見てみると面白い結果が出てきました。
その辺は最後の方に記載しています。
目次
IEEE公式
デフォルトで提供されているランキング
IEEE Spectrum
IEEE Xploreをメインとしたランキングのようです。
ちなみにIEEE Xploreはデジタルライブラリのようです。
ジャーナルの記事、技術資料、論文資料などの膨大な文書データから各プログラムに関わる単語を拾っているのかな。
Trending
トレンドランキングはGithub+Google Trendsをメインとしているようです。
Githubについてはcreatedなので取り敢えず作成されたリポジトリも対象に入ってそうです。
あとは海外でよく使用されるSNS代表格であるRedditなんかもランキングへの影響度が高いです。
Jobs
求人数がランキングに影響していそうです。
Career Builderは昔からある求人サイトのようです。米国、カナダ、ヨーロッパ、アジアにオフィスがあり米国ではトップシェアとのことです。
ちょっと求人を見てみましたが日本での求人は無さそうでした。
その為Career builderを考慮したランキングは日本においてはあまり関係無さそうです。
Open
名前の通りオープンソースで利用されていそうなランキングでしょうか。
GithubやStack Overflowに大幅に振られているのでそうなのでしょう。
自分でカスタムしたランキング
ランキングパラメータを操作して自分だけのランキングを作成することも出来ます。
今回はGoogleとTwitterに極振りしました。
でも相変わらずPythonが1位です。
対象言語が利用されているプラットフォーム
プラットフォーム毎にランキング表示させることも可能そうです。
この辺どうやってるんだろう。オーソドックスにいくのであれば言語情報を検索した後にどのプラットフォームか判別しているのが有力な気がします。
- Web
- Mobile
- Enterprise
- Embedded
どう足掻いてもPythonが1位ではあるが…
ランキングを色々弄っていると大抵の場合、Pythonが1位になります。時代の流れですかね。
ちなみにEmbedded(組み込み)の場合はPythonは対象外なので外れます。
確かに最近だと機械学習で使用したり、初心者が取り組みやすいので1位になるのはある程度納得感があります。自社でも非エンジニアの方も普通にPythonを使用して何かしらの処理を書いていたりするぐらいには浸透しています。
ただ、以下の条件でランキングを表示してみると面白い結果が得られました。
求人極振りです。
ランキングはこうなります。
Pythonが12位になります。1位はRであったり、Go、Cがトップ10に入ります。
この結果から話題には上がったりするが、Pythonだけできるエンジニアはあまり求められていない気がします。例えば機械学習であれば色々な前提知識が色々と必要になるので正直Pythonが出来てもちょっと…といった感じです。
確かに私もいつの間にかPythonをある程度書けるようになったので+αのスキルとして捉えておけば良さそうです。若しくは機械学習の知識・経験、データサイエンスへの知見があれば求められるPython使いになれるのかなと思います。